- 心理・人間関係の大学短大ガイド
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社会学
「携帯電話の普及」、「犯罪の低年齢化」、「高齢化の進展」、「○○ブーム」など、何でもいいから社会で起こっている問題に関心があり、その背景を解き明かしてみたい。そんな探究心がある人にイチ押しなのが、社会学の研究です。
■社会学
社会学は社会と人間の仕組みとその関係を考え、研究することにある。社会の様々な現象を取り上げており、その範囲はいじめや不登校問題、幼児虐待、耐震偽造問題、政策や高齢化社会、鳥インフルエンザ等、現代社会の問題だけではなく、歴史などの分野にまでわたり、社会学の間口は広く扱う。社会学はこれらの問題を人間と社会の関係から学ぶ分野である。
代表的な学科である社会学科では、個人と集団、集団と国家などの関係や社会的行動の原理を研究し、社会現象や社会構造の背後にあるものを学ぶ。社会学の分野として、産業社会学・労働社会学・家族社会学・都市社会学・マス・コミュニケーション論などがある。
また、最近では、環境社会学や男女のあり方を問うジェンダー論やセクシュアリティの社会学、ネットや携帯などの新しいメディアによるコミュニケーションのあり方を問う情報・社会論などもある。社会学の基礎は社会学原論・社会調査・社会科学方法論で、社会科学系の法学や経済学の科目や教育学・心理学などの人文科学系の科目も並行して学ぶ。
■教養学
教養と修学を区別するのは大変に困難ではあるが、修学(基礎学)と教養(応用学)とに大別され、教養を高めることにより人間的尊厳を高めていく学問。教育学に付随しており学問としての歴史は数十年ではあるが近年の教育変化に伴い教養学が果す役割は重要で、今後の教育基本方針の中でも大きな期待のある学問でもある。
■総合科学
「総合科学課程」とも総称される教育研究部門。第一に教育を取り巻く環境が日々進化している現在では基礎的な教育は変わりないが、時代と共に指導方法や教育環境は変化している。
その変化を研究し、より良い指導方法や環境を提唱していき多角的・総合的に奥底まで考え研究・教育していく学問である。
主な専門科目説明
●社会学原論
家族や会社などの集団から国際社会までのあらゆる現象を分析し、その分析方法や概念・視点などを学ぶ。
●社会調査
どのような社会調査が存在し、いかなる特徴があり、どのような点に注意すべきなのかという点について学び、社会調査データを正しく利用するための能力、さらには望ましい社会調査を実施するための能力を身に付ける。
●産業社会学
個人と社会の関係のあり方について学ぶ。産業構造の変動と職業生活における個人・組織・全体社会の関係の変化について理解する。
●都市社会学
人間の生活環境としての都市社会・騒音・地価高騰・住宅過密など都市ならではの諸問題及び、そこで発生する社会現象を探究し、緩和策などを研究する。
●家族社会学
家族というものを社会学がどのように捉えてきたのか、その基本的理念を示し、家族を客観的に理解するための方法を学ぶ。
●教育学原論
教育の社会的意義や歴史・方法などを学び新たな視点のもとで教育について考える。
●発達心理学
子供の心の発達過程について学び心理学の基本的な考え方についても考察する。
●教育制度論
今の教育制度の概観について学び他の国の制度との比較・検討も行う。
●障害児教育
障害の種類と原因・特徴などについて学び障害を持った子供たちとどのように接していくかを考える。
●生涯学習論
生涯学習を通じて何が得られるのかを学び実践する。
この分野の将来性
社会学の研究対象は「社会」です。それゆえ、自然現象を除く、この世で起こるあらゆる現象が学問の対象になります。
範囲が広くてとらえにくいかもしれませんが、それだけに自分の興味・関心に応じた研究ができます。社会を解き明かす理論を中心に研究する人もいれば、若者や女性に関する社会問題に潜入取材した研究で評価された人がいます。
さらに、博士号を取って有名になった学者もいます。現代社会には、まだ背景がわからず、社会学で解き明かす必要のある問題はたくさんあるのです。


