心理・人間関係の大学短大ガイド
心理学・哲学・宗教学

心理学・哲学・宗教学

人の心の働き、人の存在意義を突き詰めて考えたり、探ったりするのが好きな人には心理学や哲学はオススメです。また、「人間」の捉え方には、さまざまな切り口があります。それゆえ、総合的に人間を理解したい人には人間科学がオススメ。

■哲 学
哲学は「人間とは何か」「人生とは何か」といった人間の根元的原理を深く探求する学問であり、人間という存在そのもののありかたを深く探っていく学問である。東洋哲学、西洋哲
学に大別されるが、古くからの哲学を現代にどう生かすのかも重要な課題となる。

■心理学
心理学は、目に見えない人の心の動きを、調査・統計・実験などの手法を使って科学的に解明するとともに、個人の心の問題や社会問題の原因などについても解決方法を探る学問である。大学では基礎科目の履修から始まるが、将来的には臨床心理士やカウンセラーの資格取得を目指す人もいる。

■宗教・倫理・美学等
宗教学は、神仏・信仰の側面から人間及び社会のあり方を分析する学問である。倫理学は、社会的規範・道徳的価値(善悪、正邪)に関する学問である。美学は善悪・真偽・美醜といった美的価値観を哲学的に考察する学問である。

主な専門科目説明

●哲学概論
そもそも哲学とは何かを学び、細かい知識の習得よりも、哲学的思考の基本的姿勢を身に付ける。

●東洋哲学
儒教・道教などの中国哲学、ヒンズー教・仏教と関わりを持つインド哲学を学び、日本の哲学のあり方についても研究する。

●西洋哲学
プラトン・アリストテレスなど古代ギリシャ哲学から、サルトルなど現代フランス哲学までを学び、現代社会のあり方についても探求する。

●社会心理学
人間が集団や他者とどのように関わり、社会的存在としての行動、意識を持つのかを分析、研究し理論化する学問。

●人格心理学
人の人格がどのように形成されていくのかを様々な視点・手法・実験によって測定・分析する学問。

●発達心理学
人間が幼児から成年・老人に至るまでの発達過程を身体、感情、知的活動等々の側面から分析、探求する学問。

●教育心理学
教育現場で起こる問題を心理学的な見地から追究、探求し、効果的な教育方法についても探求する学問。

●宗教思想研究
キリスト教・イスラム教・仏教等、東西の宗教思想・精神の基礎を学び、人間とは何か、宗教とは何かを問う。

●仏教学
インド仏教・日本仏教について深く研究し、現代社会の問題との関連までも探求する。

●キリスト教学
キリスト教の歴史から、キリスト教の教義、思想とそれによって成り立ってきた西洋世界についても探求する。

●規範倫理学
どのような規範が正しいのか、価値判断が正しいのかという問いに答え、探求していく学問。

この分野の将来性

ストレスからくる病気は、身体の機能を研究する生物学、医学では病状は把握できますが、ストレスが起こる過程を掴むには心理学の探求が必要になります。
さらに、ストレスを与える社会のしくみについて理解するには人間が抱える問題を総合的に捉える人間科学です。
複雑化した現代社会で最も期待されている学問の一つです。また哲学は「21 世紀社会で私たちはどう生きるべきか」という指針づくりにも役立ちます。
企業の経営倫理、環境倫理、医療行為での生命倫理などの分野も哲学・倫理学が貢献しています。

この学問が学べる学校の学科情報一覧